緩和の限界か?

 本日、国土交通省から貸切バスについての制度改正のプレスリリースがなされました。
 主に運送事業者に対する義務を追加したもので、運転手の運転経歴の記載や適性検査の実施、手数料記載書面の保管などが挙げられます。
 また、下限割れを防ぐために運行引受書の記載事項に上限下限の額を義務づけるなど、取り急ぎ冬のバス事故の反省点を確認したうえでの改正のようです。

 規制緩和によって自由競争を推進した結果、デフレに浸り過ぎた日本社会の悪影響を受けて安かろう悪かろうの世界になってしまいました。
 いいサービスにはそれなりの対価がかかる。
 それをもう一度認識し、「高い技術」による「高い品質」をよみがえらせてほしいものです。