添付書類

 必要なのは申請書類だけではありません。
 それに伴う添付書類が必要になります。
 以下、主要なものを紹介します。

 契約書写し

 先にも述べましたが、一番重要な書類がこれです。
 利用運送事業は他の運送業者に対する運送委託契約が大前提なので、それに伴う契約書写しが必要なのです。
 それぞれ、利用運送を行う機関すべてにおいての契約書を付けないといけないので、特に第二種の場合は「仕立地陸送」「船舶・飛行機運送」「仕向地運送」全て(業者が複数ならば、その数だけ)の契約書を用意してください。
 ただし、商慣習上契約書を作らないことが多い海運に限っては、見積書の写しでいいことになっています。

 過去3年間の貸借対照表

 純資産や経営状況のチェックで使います。
 なお、新規で立ち上げる法人の場合は株式の引き受けや出資の状況を記載した書類で代替します。

 定款もしくは寄付行為又はそれに準ずる書類

 会社法人なら定款、財団法人なら寄付行為になります。
 定款の「事業の目的」に運送業が盛り込まれていることが必須となります。
 また、「自動車を用いた」など特定の運送方法しか記載されていない場合、モードを追加するには定款変更が必要になるので注意してください。

 組織体制の概要

 利用運送に対する組織体制の概略図です。
 利用運送に関わる部門の体制だけでも大丈夫です。