変更登録
所有者氏名や住所、使用者が変更された時などにそれを登記ファイルに登録します。
転居に伴う住所変更がほとんどですが、実際のところはあまりなされていないのが現状です。
東京に住んでいる人の家に、大阪ナンバーが付いてる車が駐車されている…なんてことを見かけることがあるかと思いますが、それです。
ちなみに厳密に言うと、この変更登録をしない場合法律違反になります。
道路運送車両法や自動車の保管場所の確保等に関する法律(通称:車庫法)に規定があり、罰則まで設けられているのです。(区画整理などで地番が変わった場合は当てはまりません)
これで刑罰を受けたというケースはあまり聞きませんが、万一のことも考えて変更登録もしておきましょう。
また、変更を行わないと手放すときにも手間がかかります。
必要な書類は以下の通りです。
1.車検証
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当然ではありますが、これがなければ変更はできません。
後述の住民票や戸籍(氏名が変わった時はこっちを使います)を確認して、旧記載と車検証上の記載が一致しているかどうかを確認してください。
一致してない場合は移転の場合同様、戸籍の附票などが必要になります。
2.変更内容を証明する書面
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具体的には住民票や戸籍謄本などを指します。
印鑑証明と同じく、発行後3ヶ月以内のものが必要なので注意しましょう。
3.印鑑証明書
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所有者と使用者が異なる場合、使用者のものが必要になります。
同一の時は不要です。
4.委任状
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代理申請の場合に必要になります。
本人申請の場合は不要なので、代わりに印鑑を用意してください。
所有者と使用者が異なるときは、両方必要です。(申請者がどちらかなら、申請者ではない方が必要になります)
5.保管場所証明書
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「車庫証明」です。
適用地域が決まっているので、確認しましょう。
なお、地番変更や氏名変更の場合は必要ありません。
6.登録手数料
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変更登録の手数料は350円です。
証紙を購入して、手数料納付書に添付してください。
7.OCRシート
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登録用のマークシートになります。
本人申請の場合はこのマークシートに印鑑を捺すことになります。
現在は無料で配布されています。
8.自動車税申告書
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自動車税の申告を行い、翌年度からの納付書送付先を変更します。
お金はかかりません。
9.ナンバー代
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陸運局の管轄が変更になった場合のみ、ナンバー代が必要になります。
1,500円前後かかります。
以上になります。
ちなみにナンバー変更がある場合は前項同様、持込が原則となります。
封印のルールに関しても同じです。