時折ある話で困るのが「行政書士の先生からお願いすれば、警察の人も聞いてくれるでしょ?」というもの。
私らは専門家ではありますが、警察の人間も役人であり、法の順守を求められています。
つまり、向こうが法の道理に合わないことを言っていれば、それに対して発言することで覆せる可能性はありますが、明らかに向こうの言っていることが間違っていなければ私たちの反論する余地はありません。
そして、ほとんどの「お願い」が、「明らかにこちらが無理な話を通そうとしている」ケースなのです。
私たちもできる限り、お客様のご要望に応えたいとは思っています。
ですが、些細なことだとしても、行政手続きは「法的なもの」です。
法律に則っていなければ、いくらお願いされても通しようがないのです。
「法律上怪しいものを合うようにするにはどうすればいいか」というものを検討することが私たちの「専門家としての仕事」です。
決して、無理を通そうとしないようにお願いします。