要件を確認しよう
認証を受けるにはいくつかの要件があります。
人的要件
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まず、事業所(工場)ごとに整備主任者を置く必要があります。
整備主任者の条件は極めてシンプルで、「自動車整備士技能検定の一級または二級の合格者」です。
次に従業員に関してですが、1つの事業に対して分解整備に関わる者を2名以上置く必要があります。
また、従業員4人ごとに整備士の有資格者(この場合は三級も含みます)を置かなければなりません。
従業員数 | 整備士数 |
2~4名 | 1名 |
5~8名 | 2名 |
9~12名 | 3名 |
13~16名 | 4名 |
(以下、4名ごとに1名増加)
人に関する要件はこれだけです。
面積等要件
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自動車の整備工場ですから、相応の面積がなければできません。
なお、まずは大前提として以下の2つが挙げられます。
1.屋内作業場の床面は平滑に舗装されていること
2.工場の場所や土地建物が法律(建築基準法、都市計画法、消防法など)に違反していないこと
そして、ここからが本題。
以下の表をご覧ください。
※注意
ちなみに3つの作業場と車両置場が同一の敷地であることも条件となっています。
また面積の測定方法ですが、建物の広さそのものではなく柱や壁を除くことになります。(つまり、一回り小さくなるものと考えてください。
設備要件
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最後に設備要件です。
自動車の分解整備を行う以上、それに見合う設備がなければ認められません。
整備する装置によって設備が異なるので、それぞれチェックしてください。
詳しくは以下の表をご覧ください。
上記表の略称はそれぞれ、「原=原動機」「動=動力伝達装置」「走=走行装置」「操=操縦装置」「制=制動装置」「緩=緩衝装置」「連=連結装置」です。
なお、全部の装置の整備をする場合は該当する全ての設備が必要です。
また、いくつかの装置は特定の車種のみを対象にする場合は不要になることもあります。