レンタアップ車はお得か?

中古車市場に流れる車の中に「レンタUP」と書いてあるものを見たことはあるでしょうか?
いわゆる「レンタカー引き上げ車」と言われているもので、観光地などで数か月(長くても1年くらい)使用していたレンタカーを入れ替えた車両です。
レンタカー(特に大手)はお客様への満足度向上のために常に新しい車を入れ替えています。
その結果、このような「レンタアップ車」は多く出てきてしまうのです。

さて、このレンタアップ車は中古車として購入するのは得かどうか?
メリットとデメリットを挙げていこうと思います。

<メリット>
1.メンテナンスが行き届いているので、故障の不安が少ない。
レンタカーは色々な人に乗るので、しっかり整備がされています。
記録簿などもありますし、リコールや対策も早めにされていることが多いのが特徴です。

2.ナビ、ETCが装備されていることが多い
こちらもレンタカーならでは。
便利な装備がいくつか装着されているので、最初から出費を抑えることが可能。

3.比較的内装がきれい
最近は禁煙のレンタカーも増えてきており、またペットの乗り込みを禁止しているものも多いので、比較的車内の臭いなどがしないこともメリットと言えます。

4.自動車取得税が安い
レンタアップの特例で、課税標準基準額が減額されるため、同じ年式のものと比較すると取得税が安くなります。

<デメリット>
1.車検期間が短い
レンタカーは新車登録しても、車検が2年しかついていません。
そのため、数か月の使用でも残り車検が1年ちょっとということになります。

2.年式にしては距離が多い
レンタカーの宿命ではありますが、「乗られること」が主な目的である以上どうしても走行距離が多めになります。
とはいえ、1年間で5万も6万も乗られていることはほとんどないので気にする点には入らないかも知れませんが。

以上のことから、車検期間を気にしなければお得といえるでしょう。
ただ、絶対的に在庫数は少ないので狙い目を見つけたら早めの行動が必要です。