用途
用途で車を選ぶ場合は、自分のカーライフを分析する必要があります。
「誰が」「何のために」「どのくらいの頻度で」「どこまで行く」のかということを考えてみましょう。
1.誰が使う?
|
一番重要なのがここです。
自分だけ使うのであれば自分だけのニーズである程度まで絞れますが、家族などが使うとなればその運転者のニーズも必要になります。
また、「自分は使わない」というケースの場合は、その運転者を想定して考えないとその時点で車選びは迷走します。
特に多いのが、「子供が免許取ったから」というもの。
買い与えるから子供のニーズは不要とするよりも、無理のないレベルで要望を聞いてあげるのも長く乗ってもらえる上に感謝もされますので、少し考えてあげるといいと思います。
2.何のために使う?
|
ザックリと考えてみると、「仕事」「通勤・通学」「レジャー・買い物」などに分けられます。
仕事や通勤で使わない場合は、同乗者のことも考えてみましょう。
一人でしか乗らない、夫婦で、家族全員で…と考えると、どういったタイプがベターなのか見えてくるはずです。
そして次の項目から絞り込んでいきます。
3.どのくらいの頻度で使う?
|
これは走行距離や燃費性能などを判断する際に重要な基準になります。
多く使うのであれば劣化は激しくなるので、年数はもちません。
この車を何年乗るのか…ということは、ローンで購入する場合などでは非常に大切なポイントになります。
ローンの支払いが終わらないうちに寿命がきてしまうのは困りますからね。
もちろん、機械ものである以上は走行距離が少なければ必ず長持ちするというわけではありませんが、走行距離が多くなればなるほど故障が起きやすくなることは事実です。
毎日使うか、3~4日か、休日のみか。
これを基準のひとつとして、さらに絞り込みをかけます。
4.車を使ってどこまで行く?
|
これも3.と同様、走行距離や燃費性能を判断する材料です。
いくら頻度が多くても片道4~5キロなら簡単に距離は伸びないですが、週に1~2回でもコンスタントに片道200~300キロ乗れば一気に距離が伸びてしまいます。
レジャー使用でも長距離旅行が好きな方などはこれに当たります。
会社や学校までの距離や、郊外のスーパーまでの距離などを頭に入れつつ、どのくらいの程度の車を買えばいいかを考えましょう。
そして、2.~4.を何度か想定します。
車の用途は決してひとつではありません。
主たる用途を軸にしつつ、他の用途も検討材料に入れながらベターな選択を考えていきましょう。