予算

 おそらく一番気にするのではないかと思われるのがこれです。
 言うまでもなく、車を購入するにはお金がかかります。
 また、買ってからも「維持費」としてのお金が必要になってきます。
 というわけで、いくつかポイントを挙げていきましょう。

1.車両本体だけで考えないこと

 これは車を買おうとする方ならある程度ご存知かと思います。
 車というものは「登録」(簡単に言うと自分に名義を変えて、ナンバーを付けること)して初めて問題なく乗れるようになります。
 実はその「登録」に多くのお金が上乗せされているのです。

 中古車の場合、車検が切れていたり残りわずかであることが少なくありません。
 そのため、購入する際に車検を取り直さないといけないのです。
 諸費用や税金に関しては、他の項目にてご説明します。

2.支払方法は先に考えておくこと

 購入資金をどう工面するか…というのは、やはり頭を悩ますところ。
 考えられる方法は、「現金一括」「クレジット」「融資」の3つです。

 「現金一括」は一番シンプルで、分かりやすい方法。
 手渡しでもいいですが、安全面を考えると振込の方がいいでしょう。

 「クレジット」は現金を手元に残しておきたい時や、一気に出せる現金がない時には便利な支払い方法で、提携ローンが主になります。
 メリットは比較的事前審査が通りやすいことと、手続での窓口がお店に一本化できるので簡単な点です。
 デメリットはやや金利が高いことがある点です。
 事前審査に通らなければクレジットは組めませんので、借り入れやカードでの立替が多い場合は要注意。
 また、住宅ローンをこれから組む予定を立てている場合は、車でクレジットを使わない方が無難です。(影響を受けてしまうことがあります。逆に住宅ローンが先にある場合は大きな影響を受けません)

 最後に「融資」ですが、「銀行や信金、農協などの金融機関で借りる」「勤務先の労金から借りる」パターンの2つが主なものになります。
 金利が低いのが最大のメリットですが、審査も厳しいことが多く、過剰に期待しすぎると痛い目に遭うことがあります。
 融資を検討している時は、念のため提携ローンでも審査をしておくと安心です。(逆にクレジットで通らない場合は、融資も通らないことが多い)

3.10万円前後の余裕を持とう

 最初から制限をギッチリ決めてしまうと、選択肢を大きく狭めてしまうことになります。
 ある程度の余裕を持たせておけば、「ちょっとだけ出せばいいものが手に入る」可能性を手元に残しておくことができます。
 また、交渉の際も使えるカードを1枚なくすことにもなるので、10万円前後の余裕を持って探しましょう。

4.新車価格を知っておこう

 車格を知っておくことは、この後の項目にも出てくる「程度」を判断するにも重要な材料になるのです。
 どのくらい安くなっているのか…を知っておきましょう。

 「予算だけ」で考えるというのはほとんどありませんが、お金がかかる以上は絶対に基準の一つにはなります。
 いくつかのポイントを頭の隅に置きつつ、他の基準を見ていきましょう。