5/20に「自動車運転処罰法(正式名称:自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律)」が施行されました。
数年前に悪質運転の厳罰化のために危険運転致死傷罪が追加されたのですが、適用要件が厳格過ぎたことで形骸化したことを受けて、新しく昨秋に公布された法律です。
この法律では、危険運転致死傷罪では適用できなかった「無免許運転」についても言及されており、昨春京都で発生したような無免許悪質運転に対して厳罰を処することが可能になりました。
これで悪質運転に対する抑止力になるかなと思いきや、当日さっそく適用される事件が埼玉県で起きてしまいました。
あれだけ騒がれていながら飲酒運転はなくなりません。
ニュースを見ていないなんてことはないと思います。
自分は事故を起こさないという慢心が招いた人災です。
万全な状態であっても事故を起こさない確率はゼロにならないのに、飲酒して事故を起こさないなんてどの口が言えるのでしょうか。
誰もが不幸になる交通事故は絶対に避けたいものですが、絶対に事故を起こさないことは不可能です。
それでも、確率を低くするためには判断力を鈍らせる飲酒運転は絶対にしてはいけません。