中古車も通販の時代なのか…

 昨日のニュースですが、通販大手のアマゾンが中古車の販売を開始しました。
 軽やコンパクトをメインに諸費用込みで分かりやすいワンプライスでの提供になっているようです。
 価格帯は33万~55万(税込)、修復歴はないようで、タイヤやオイル、バッテリーなどを新品に交換しての納車になるようで、状態としては申し分ないと思われます。

 難点としては、やはり現車を見ることができないこと。
 コンディションシートを確認することはできるものの、ドライバーの感覚というものはそれぞれ異なるため、試乗したりできないのは少々痛いです。

 保証は1年間つくようで、それなりに魅力的です。
 ただし、距離制限が1万キロと少なめなので、距離を多く乗る方にはあまりお勧めできません。

 また1週間以内の返品が可能ということなので、状況によってはこの選択肢を取ることもできるかもしれません。
 もちろん条件がおそらくあるはずですから、安易に「返品できるから」という考えは危険です。

 自動車には登録が必要です。
 返品ということになれば、一度登録したものを何らかの形で抹消しなければならないのです。
 書類も戻ってきません。
 アマゾンが果たしてこの点をどう処理しているかは気になるところです。

 中古車選びの方法が増えることは可能性が広がっていいことではあります。
 通販は自動車ディーラーの少ない地域にお住まいの方には大きな味方となるでしょう。
 しかし、それらのメリットとデメリットをよく見て考えなければいけないことには変わりはないのです。