女性に向けてのアプローチも様々です

 自動車ニュースで取り上げられてましたが、日産自動車のゴーン社長が「レディー・ファーストプロジェクト」のモデル店舗の視察を行ったそうです。
 このプロジェクト、昨年より推進されてまして「女性に優しい、女性が来店しやすいお店づくり」を目指しているそうです。
 実際、私の自動車の営業をやっていて感じたのは「奥さんの賛成を取り付けることが難しい」という事実です。
 家庭の財政を握っているのはほとんどの場合奥さんですからね。
 そんなわけで、女性にもっと自動車に対しての理解を深めてもらおう…という気持ちが見てとれます。
 アプローチの仕方としては理にはかなっていると思います。

 しかしながら、自動車が売れるためには家庭の経済状況をよくしなければならないのも事実。
 メーカーは法人税の引き下げや売り上げの黒字を内部留保せずに従業員や下請けにしっかりと還元してほしいところです。
 女性に理解を求めるには、家庭の財政を改善させることもまたアプローチなのではないでしょうか。
 この産業が日本の根幹である以上、まずは従業員の元気から。
 そう思います。