エンジンオイルはエンジンに組み込まれているピストンの動きをよくしたり、エンジン内の不純物を取り除いてくれる役割を持つ油で、エンジンが動いている間は常に循環しています。
これが不純物などで汚れてくると、エンジンの動きが悪くなり、燃費の低下やパワーの低下につながることがあります。
また減りすぎたりするとエンジンそのものにダメージがいってしまいます。
俗に「自動車の血液」と呼ばれるのはそのためです。
このエンジンオイルですが、一般的には半年または5000㎞で交換するように推奨されています。
とはいえディーラー基準ですし、最近は性能も上がってきてるので1年または10000㎞程度でも大きな問題はありません。
12ヶ月の法定点検で交換するのが望ましいでしょう。
また、エンジンにはそのオイルを濾すフィルター(オイルエレメントと呼びます)があり、これもオイル交換2回に1回の交換を推奨しています。
こちらは計算上、車検ごとに交換すればよろしいかと思います。
エンジンオイルの確認は日常点検で自分で調べることができます。
一般的にはボンネットを開けて、エンジンに刺さっている細長い棒(オイルレベルゲージ)を引き抜き、色が分かる布に当てて量と汚れを見ます。
なお、このオイル点検はエンジンが冷えているときに行ってください。
理由は先ほど申し上げた通り、エンジンが回っているときはオイルが循環していてオイルパン(オイルが溜まっているところ)にオイルが戻っていません。
ほぼすべてのオイルがオイルパンにあることが点検の絶対条件になりますので、基本的にガソリンスタンドなどで見てもらったときは「減っていて当たり前」と思いましょう。
真に受けて補充したりすると、オイルが溢れてしまうことがあります。