ガソリンスタンドで稀に店員さんに勧められるもののひとつとして「水抜き剤」があります。
これ、簡単に言いますとガソリンタンクに溜まってしまった水をガソリンと混ざりやすくして燃焼させてしまうためのものです。
ガソリンタンクには当然ガソリンが入っていますが、中身が減っていくとタンク中に空気が残ります。
空気中には水蒸気が含まれていますから、それが温度差によって結露して水になってしまうのです。
水が溜まってしまうとどうなるかといいますと、鉄製のタンクが錆びついたり、エンジンの燃焼系に支障をきたす場合があります。
…しかし、そう言われていたのは過去の話。
現在は樹脂製のタンクが増えていることに加え、燃焼系も少量の水程度では簡単に故障しなくなりました。
すでに水抜き剤の需要は多くなくなっていると考えていいでしょう。
もちろん心配ならばカー用品店やホームセンターで購入できるので自分で入れるのがベターです。
タンクに入れるだけなので、静電気に注意すれば特に難しい話ではありません。
ガソリンスタンドでは1000円くらい請求されますが、自分で購入すれば100～200円で済みます。