燃費がすべてではないはず…

 先日、軽自動車への燃費課税のニュースがありました。
 一定基準以下の燃費の自動車には税金をかけるというものです。
 これに対し、年式の古いトラックなどを使っている地方の方々は反発しているそうで。

 私もこれにはあまり賛同できません。
 自動車産業は国の根幹を担う大事な産業ではあります。
 しかしながら、修理というカテゴリを無視した現在のメーカーの態度にはいささか不満があるのです。
 中古車の購入や修理も立派なエコの一環です。
 エコカーに買い替えるだけがエコでは決してないと声を大にして申し上げたい。

 そもそも、今のエコカー税制というものがおかしいのです。
 現在のエコカー税制における燃費基準は「車両重量によって変わる」となっています。
 つまり、車両が重ければ重いほど燃費基準は緩くなるということ。
 加えてガソリンの種類は問わないということも実に緩い基準です。
 レギュラーとハイオクでは根本的に燃費が変わってきます。
 レギュラー仕様の自動車にハイオクを入れれば、燃費は向上するのですが、その点をまるで考慮していないのです。

 燃費を謳うのであれば、基準を統一化して「特定基準以上の自動車は減税、基準内の自動車は据え置き、それ以下は増税」という風に明確にしてしまえばいいのです。
 ハイオク仕様は9掛けにしていただきましょうか。

 …実際にはできないでしょうけどね。
 自動車業界はやはり単価の高い高級車を売りたいんでしょうし。