車の「これから」

 皆様、新年あけましておめでとうございます。
 本年も当サイトをよろしくお願い申し上げます。

 さて、昨日のことになりますが、トヨタ自動車が燃料電池車に関する特許を2020年末まで無償で開放するという非常に驚きのニュースが入ってきました。
 ご存じのとおり、トヨタ自動車は先月半ばに世界初の量産燃料電池車「MIRAI」を発売しましたが、インフラの整備がまだまだ進んでおらず、水素ステーションもまだまだ設置個所が足りません。
 燃料電池車が広く普及するには、まだまだ時間がかかります。
 無償で特許を提供することにより、燃料電池車の規格のイニシアチブを握ることがトヨタの狙いらしいです。

 これについては賛否両論ありそうですが、私としては大いに賛成です。
 自動車業界は再編が進んでおり、もはやメーカーがそれぞれ別の規格を作って争う時代は終わったと考えます。
 同規格をもって、より優れたものを作り出していくことがこれからの車作りだと思います。
 そのためには単に「低燃費」だけでなく、「車」という乗り物が人にとって何をもたらしてくれるのかをメーカーは考えていかなくてはなりません。

 自動車産業は日本にはなくてはならないもの。
 未来のために多くのアイデアを。