見積もりを取ろう
一通りのチェックを終えて、候補としていいと判断したら見積もりを取りましょう。
少なくとも検討材料としての見積もりを作ってもらわなくては、話になりません。
では、ポイントを挙げていきましょう。
1.諸費用を確認しよう
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車を購入する際は必ず本体価格に付帯した「諸費用」が存在します。
これは2種類あり、「法定費用」「販社手数料」があります。
法定費用はその名の通り、官庁に払わなければいけないもので法定手数料や税金などを指し、これを逃れるすべはありません。
一方、販社手数料に関しては手続を販社に代行してもらうための手数料で、自分でやることで抑えることができます。
これは別項で詳しく説明します。
2.現車の処分について
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現車の処分は予め決めておいてもいいですが、「下取り」「買取」の二択に大きく分けられます。
下取りは手続が非常に楽で、しかも入れ替えになるので納車の日まで現車に乗っていられるというメリットがあります。
一方、買取は高く売れるというメリットがあります。
下取りの場合は販社の設定する基準での査定額になるのに対して、買取は試乗相場での査定額になるので、希少車などを処分する際は買取に出した方がいいでしょう。
3.オプションの追加は最低限にしておこう
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最初の段階でのディーラーオプションの追加は絶対に必要なものだけを盛り込んでおきましょう。
理由は2つあります。
ひとつは、純正品にこだわらなければカー用品店で購入することができるものも多いということです。
ナビゲーションやオーディオ、ETCなどはその最たるものです。
配線さえ揃えておけば(これもカー用品店で数千円で売ってます)、スペックの高いものを安く購入することもできます。
もうひとつありますが、それはここではお伝えできないのでお問い合わせください。
4.板金やタイヤなどについて
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最初のチェックで外装や内装に気になる部分があった場合はこの段階で一応話しておきましょう。
もちろんお店からアプローチがあればいいですが、何も言わないと現状で買うはめになってしまいます。
まずは「ここが気になってるんですが…」と伝えます。
「○○は直します、タイヤも交換します」などの譲歩が引き出せる場合があります。
しかし、そこで「無料ではちょっと…」と言われることもままあります。
その場合は負担を減らす方法としてひとつの妙案があります。
ですが、深いところはここでは伏せさせていただきます。
5.付属サービスについて
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特にメーカー系ディーラーでの見積もりには付属サービスが提案として盛り込まれていることがあります。
それについてご説明します。
(1)JAF(日本自動車連盟)
ロードサービスとして有名なJAF。
バッテリー上がりやキーの閉じ込め、パンク修理に事故時のレッカーなど何かと役に立ちます。
入会金2,000円、年会費4,000円で回数は無制限です。
とはいえ、現在では自動車保険でロードサービスは賄えるので不要と思われる方も多いのではないでしょうか。
しかし、JAFの使い道はロードサービスだけではありません。
最大の魅力は「全国提携施設での割引サービス」なのです。
レストランでのドリンク無料サービスや宿泊・レジャー施設での割引など、幅広く使えるのです。(提携施設はJAFのホームページにて)
上手く活用すれば4,000円の元は簡単に取れてしまいますので、盛り込んでおくのもありだと思います。
(2)販社提携カード
整備費用やポイントでのキャッシュバックがメリットの提携カード。
ETCカードも一緒に作れば、ポイントの貯まりも早くなるのでお得な部分もあります。
メーカー系ディーラーで整備をしてもらうなら、それなりのメリットはあると言えるでしょう。
ただし、販社で整備をしない場合でETCカードも別途持っている方はほとんどメリットがありません。
どこで整備をするかを考えて検討しましょう。
(3)メンテナンスパック
続いては、次の車検までの整備(半年点検、定期点検)をプリペイド商品としてパックにしたもの。
点検の基本費用に加えて、オイルとオイルフィルターの交換をプラスしているなど、価格としてはかなりお得な商品となっています。
ただし、これも販社で整備しないということであればメリットはありません。
また、基本料金のみなので追加整備で料金がかかった場合は請求されるので注意しましょう。
(4)保証延長
アフターサービスの項目でも話をしたと思いますが、お店では独自の保証システムを設けています。
しかしそれでは短すぎるという声もあって、近年では有料での保証延長サービスが用意されています。
年式が微妙な車を購入する際は検討するのもいいでしょう。
ただし、過信ができないのは前述の通り。
またあまりにも年式が古いと、受けてくれないこともあるので注意が必要です。
それぞれ、メリットとデメリットがあるので、ご自身の環境や用途に合わせて選びましょう。
6.気になるところは質問しよう
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分からない部分を曖昧にしてはいけません。
「まだ見たいものがあるのに売りつけられる」と思うかもしれませんが、納得するものを購入したいということであれば、質問して内容をしっかりと把握しましょう。
そうしないと、どの店でも同じことになっていつまでも決められなくなってしまいます。
重箱の隅をつつくような質問ならともかく、普通のものであればお店の人も答えてくれます。
以上の点を考えて、見積もりを見ていきます。
上の項で保留した諸費用について、次項では取り上げます。