今週末から東京ビックサイトでモーターショーが開催されます。
ここ近年の不況で出展企業の減少が見られますが、それでも次世代の自動車技術の一端を目にできるのは非常にうれしいことです。
日本の自動車技術は世界トップクラス。
いいものになることを信じてます。
私も見に行こうとは思ってますけどね。
さて、今年のモーターショーの目玉としてニュースにも連日取り上げられているのが「自動運転技術」です。
アクセル・ブレーキ操作にハンドル操作をコンピューター制御で行い、運転手の負担を大きく軽減させることができるというもの。
市販車でも自動ブレーキシステムを搭載するものが登場してきており、今後はさらに増えていくでしょう。
ですが、それでも事故そのものをゼロにすることは非常に難しいです。
いくら自動車のコンピューターが優秀であったとしても、歩行者や自転車の動きは簡単に予測できないからです。
また、全ての自動車が自動運転になってでもいない限り不測の事態を予見することは不可能に近い。
結局は「人間のマナーやモラルに直結する」のです。
交通事故はほとんどが人災です。
いくら優秀な機械を取り入れても、それを動かす人間の心が伴っていなければそれは宝の持ち腐れなのです。
あくまで自動運転機能はドライバーの負担を軽減するためのサポートであるということを忘れてはいけません。
道路に出れば全ての人間が加害者にも被害者にもなります。
安全性を機械で高めるだけでなく、心で高めることも大事だと思います。