中古車というのは言うまでもなく、「一度登録されたことのある自動車」のこと。
よって、登録された台数が少なかった自動車は中古車としてもあまり市場に回りません。
少なかった理由は大きく分けて2つありまして、ひとつは言うまでもなく「売れなかった」パターンで、もうひとつは「生産台数を絞っていた」パターンが挙げられます。
後者は期間限定生産や台数限定生産に見られるパターンで、程度によっては新車よりも価値が上がってしまっているようなものもあります。
販売店で「ASK(応相談)」と書いてあるものがそれに当たると思っていいと思います。
さて、こういった稀少車はもともとの台数が少ないので数を集めようとすると普通に買い取り業をやるだけでは追いつきません。
「○○専門店」なるものは存在していますが、どうやって集めるのでしょうか。
答えは「オークションの利用」です。
国内にはUSSやJAAというような自動車のオークション会場があり、週に何度か開催されています。
各地から自動車が集まっているので、稀少車や掘り出し物などもそれなりに見つかるのです。
もちろん人気も高いので、競り落とし価格も高く、実際に販売店に並ぶときは高価になっていることが多いです。
このようなオークションでの自動車はほとんどのケースで記録簿などがついているので出どころや経歴が分かるようにはなっているものの、ごく稀に「ハズレ」を引くこともあります。
替えがきかないので、稀少車の購入には慎重を期しましょう。