昨日、トヨタ自動車が初の燃料電池車「MIRAI」を発表しました。
水素燃料を使い、空気中の酸素と反応させることでそのエネルギーでモーターを回して駆動力を得るというシステムで、排出するのは水だけという「究極のエコカー」です。
発売は来月18日、価格は720万円(補助金が200万円出るので、実質は520万円)とのことで、さらなるエコカー合戦が始まりそうです。
課題はインフラが整っていないこと。
都内には商業用水素ステーションが今のところ2ヶ所しかなく、いくら満タンでの航続距離が600㎞でも厳しいものがあります。
言うまでもなく、郊外ではさらにないわけです。
電気自動車用の急速充電器もまだまだ揃っていない中で、さらに水素ステーションを増設するとなればどれだけの時間と費用が掛かるのでしょうか。
その点が気がかりです。
他にも燃料電池の寿命や処分方法、生産にかかる資源…。
まだまだ課題は多くあります。
それをどこまで解決できるか。
燃料電池車の未来はそこにかかっています。